長女の初めてのケータイ

特別お題「おもいでのケータイ」

あいも変わらず、もれなくはてなスターをプレゼント!に弱いです。

何を書こうかと考えて

私が初めて携帯電話をもったのは、今から20数年前のことです。就職して会社の独身寮に入り、しばらくたってからのことでした。

う〜ん、なんかしっくりこない・・・。

なので、本日は高2の長女のお話をします。

あれは小学校を卒業する直前

もうすぐ中学生になるというころ、そうです、ちょうど数年前の今頃のお話です。

突然、長女から・・・

 

 

私もケータイが欲しい!

 

 

??

 

 

慌てて妻の顔を見るとニヤニヤ笑っています。

どうやら、長女と妻はさんざん話をして、最後はお父さんのOKがでたらね!となっていたようです。

あ~、そういうことなのねとやっと気づいて、長女を見ました。

そして、あらためて

 

 

なんで?

 

 

いま通っている学習塾。中学生になると夜10時まで授業があるの。
帰り道は人通りの少ないところが多いでしょう。
何かあったら困ると思うし、お父さんも心配になると思うの。

 

 

長女は必死に答えます。

 

 

それは、とても心配だね。
そんなに危険だったら、学習塾をやめたら。

 

 

(-_-メ)

 

 

 

 

塾に行けなくなって、勉強が遅れてもよいの?

 

 

危ない目に会うぐらいなら、勉強なんて遅れてもいいと思うけど。

 

 

o( ̄▽ ̄メ )

 

 

 

 

お父さんは知らないんだろうけど、小6にもなれば、クラスのみんながケータイを持っているんだよ!!

 

 

o( ̄▽ ̄メ )

 

 

みんなぁ!?

もともと、大多数の人をさして”みんなが・・・”という表現を使うことが多いのは、よく知っています。でも、個人的には”みんなが・・・”という言葉が好きではなく、そして、あまり信じていないのでした。

 

 

クラスは何人いるの?

 

 

40人。

 

 

さっき、クラスのみんながケータイをもっていると言ったけれど、39人がもっているということ?

 

 

・・・。

 

 

実際にもっている人数が分からないのに、みんなが持っているというのはヘンでしょう!!

 

 

(`-`;)

 

その日の会話は、ここで終わりました。我ながら、かなり意地悪です。

翌日

会社から帰った私に長女が話しかけてきました。

 

 

お父さん。ケータイを持っていない人数がわかったよ!

 

 

え!?

 

 

そうなんです、長女はクラスのみんなに聞いてまわったそうです。

 

 

クラスでケータイを持っていないのは7人だけ。男の子が4人で、女の子が3人。たった7人だけで、あとはみんな持っているんだよ。

σ( ̄^ ̄;)

 

 

・・・。

 

 

ケータイ欲しさとはいえ、クラス中に聞きまわった長女のガッツに感心しました。もし私だったら、おそらく泣き寝入りものです。

 

 

あなたがケータイを買ったら、女の子は2人だけになるのかぁ・・・

 

 

と思わず声が漏れてしまいましたが、これ以上はかわいそうなのでOKをだしました。

もちろん、長女は大喜びでした。

ところが今度は機種選びで

 

 

今度の週末にケータイを買いに行こうね。

 

 

う~ん。

 

 

あれ、行かないの?

 

 

・・・。

 

 

気に入ったケータイは見つかった?

 

 

・・・。

 

 

どうもようすが変です。

会話をいったん打切り、夜遅く妻に確認しました。

カタログを見ながら、気に入ったケータイをすぐに見つけたそうなのですが、どうやらその機種はお友達がすでにもっていたようです。

長女としては、”マネをした”と言われるのが嫌で、無理やり諦めようとしていたようです。クラスのみんなに話を聞くガッツはあるのに・・・。

女の子って難しいと思いました。

しばらくして、別の機種が良いと言い始めたようですが、どうも声が沈んでいたと妻から聞きました。

そこで長女に話しかけました。

 

 

ケータイの機種、決まったんだって。

 

 

う~ん。

 

 

どうしたの。

 

 

・・・。

 

 

ひょっとして欲しい機種があるけれど、それにできない理由があるんじゃない?
う〜ん、たとえば、お友達がすでにもっているとか。

 

 

え!?

 

 

ケータイはいつも使うものだし、嫌になったからといって簡単に替えられるものではないよ。
本当に欲しいものを買わなくてはね。

 

 

そのときは、まだ納得できないようでした。

実際に購入したケータイは

週末、ケータイを買いにに3人でショップに行きました。長女は、本当に欲しいものとは違う機種にすると決断していたようです。

その日もとても混んでいて、2人で展示されているケータイを触っていました。

やっぱり、お友達と同じ機種が欲しそうです。

しばらくして係りの人に呼ばれました。長女と2人で席につき、”この子のケータイが欲しい”旨を伝えました。

”機種はお決まりですか?”と言われて長女を見ましたが、下を向いています。

”〇〇〇”ですと、代わりに答えました。もちろん、長女がもともと欲しがっていたものです。

長女は一瞬”え!?”となったようですが、にっこりと笑って”色が違えばマネっこにはならないんじゃない”と小声で言いました。

”あ、その手があったのね”という顔になり、そのあとは笑顔でいろいろと話をしていました。

う~ん、しっかりしているのか、それともまだまだ子供なのか。

女の子って難しい・・・と、またもや思った瞬間でした。

中学生になってしばらくたつと

ある日、部活から帰ってきた長女が私に言いました。

 

 

私もiPhoneが欲しい!

 

 

(゚◇゚)

 

 

しばらくは、何も言えませんでした。

まとめ

本日は、長女の初めてのケータイのお話をしました。一通り文章を書き終わってから、自分の記憶が曖昧なことに気がつきました。

あれ?

結局、色もお友達と同じになったんだっけ?

 

 

(`∩´)ノд';)

 

 

 

おしまい

【補足】

私は三人兄弟の長男坊です。女の子というと従姉妹ぐらいしか、いませんでした。

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