こんな私が熱帯魚飼育を始めてしまったのです

熱帯魚を飼育するというと、高額な設備や専門の知識が必要になるのでは?と、ちょっと敷居が高いイメージがあるようです。ところが、このブログを読んでいただけると分かるのですが、私はそれほどお金をかけられていませんし、何より専門知識がほとんどないです。そこで今日は、熱帯魚飼育を始めたきっかけから紹介していきます。

去年の夏

夏のボーナスが少しだけあまったらしく、妻がその使い道を考えていた時でした。当時の私は、あまりの暑さに趣味のデジタルカメラを持って外に出ることはせず、クーラーのきいた部屋にいることが多かったです。妻としては一日中ぼーっと家にいる私を何とかしたいと思っていたようです。パートと家事と忙しくしていた妻から見ると、なんで涼しい部屋の中でぼーっとしているんだ!!だったのかも知れません。

きっかけは、近所のスーパーの熱帯魚コーナーでした

たまたま夕飯の買い物に二人で出掛けたとき、涼しそうな金魚や熱帯魚をぼーっと眺めていた私を見た妻は、これだと思ったようです。私が凝り性であることを知っていましたので、ペットを飼い始めれば少しは動くようになるのではないか・・・と。

妻から「熱帯魚を飼ってみない?」と言われたときに、私の方は「また訳のわからなことを考え出したな」と思いながらも「いいんじゃない」と答えていました。なんともチグハグな夫婦の会話です。

我が家は、マンションなので

子供たちは、以前から犬や猫を飼いたいと言っていました。確かに犬や猫はかわいいのですが、世話を考えると今一つ踏み出せませんでした。

一方、熱帯魚だったら一日中水槽の中にいるし、鳴き声もないし、日中家族がいなくても寂しがりそうにありません。ペットとしてはとてもお手軽だと考えました。

そうは言っても何から揃えたらよいかわからずに

しばらくは、近所のスーパーやショッピングモールの熱帯魚コーナーをはしごしていました。と、言うのも店員さんに「熱帯魚を始めたいのですが、何から始めればよいのかが分からなくて。教えて下さい」と言い出せなかったからです。そうこうしているうちに、決まらないのであれば余ったお金で家族で焼き肉を食べようという雰囲気になりました。慌てた私は、意を決して上記の質問を店員さんにしてみました。

熱帯魚と水槽を同時に購入しようとして断られました

実際にかけた言葉は、確か次だったと思います。「熱帯魚のこれとこれを下さい。あと、魚たちを入れるための水槽を・・・」。そのとたん、店員さんの笑顔が消えたのを今でも記憶しています。「お客さん、今日はお魚は売れません」とはっきり言われてしまって、私たちは??となりました。

店員さんは、「熱帯魚の飼育は、水槽の中の有益なバクテリアの飼育でもあるんですよ」 と、説明を始めてくれました。何でも、熱帯魚たちに与えた餌は、アンモニアに変わるそうてす。このアンモニアは極めて有毒で、そのままにしておくと熱帯魚たちが最悪死んでしまうとのこと。そのため水槽の中には、アンモニアを比較的毒性の弱い硝酸塩に変えてくれるバクテリアたちを繁殖させる必要があるのだそうてす。

え?

バクテリアですか?

人に害はないのてすか?

それらは専用の薬を買ってくれば、良いのですか?

など

???となった私に、ゆっくりと、そして静かに次のことを教えていただきました。

バクテリアは特別なものではなく、自然に発生します。自然界では普通のことです。あなたは、海や川で泳ぐことはありますか?その中にも熱帯魚飼育で必要とされているバクテリアはいますよ。」

もう、これだけで充分でした。

熱帯魚を本格的に飼うまでには

まずは、水槽とフィルター、照明と底床としての大磯砂をしいて水を入れて、あたかも熱帯魚がいるようにしてみて下さい。初めて買ったオールインセットを

一週間たったら、比較的水質の変化に強い熱帯魚を数匹入れて、さらに一カ月我慢して下さい。一カ月も経つと、バクテリアも繁殖して水槽が落ち着いてきますので、その後は自分の気に入った魚を少しずつ増やしていって大丈夫です。

そうなんです。水質の検査やら経験を積んだ水の状況把握など難しいことは必要なく、1週間、1カ月がキーワードだったんです。

まとめ

水槽の大きさや底床の素材、フィルターの種類から照明の強さなど、気にしだしたらキリがないほど奥の深い世界です。

ただ、私の経験を見ていただくとわかる通り、基本のきの字もわからなくても熱帯魚飼育は始められます。半年後には大崩壊を迎えてしましましたが、それでも今も熱帯魚飼育を続けています。

アクアリストの諸先輩方からは「お前、ちょっとこい。こっちに座れ(もちろん正座でね)」と言われそうですが・・・。

もし、ちょっとでも熱帯魚飼育に興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、迷わずやってみることをお勧めします。わからないことや困ったことが起こったら、グーグル先生に聞いてみてください。もちろん、このブログのコメントに書き込んでいただいて結構です。幸いにして、このブログの読者に素晴らしいアクアリストの方々がいらっしゃいます。私自身が答えられなかったり間違ったことを回答しても、諸先輩方がフォローアップしていただけると思いますので。

よろしくお願いします。

なお、私が参考にさせていただいた諸先輩方のブログを掲載しておきます。ご参考になれば・・・です。

qube-aquarium.com

www.aqua-mukasa.com

おしまい