扁桃腺

長女が扁桃腺を摘出することになりました。本日は、そのお話です。

昨年末、長女が高熱を出して満足にしゃべれなくなりました。すぐに近所の耳鼻咽喉科に行くと、『扁桃腺が炎症を起こしていますね』と言うことでした。

すぐに点滴と抗生物質による治療が始まったのですが、先生いわく『二日後に、また来て下さい』で、薬も二日分しか出してもらえませんでした。

何回かは言いつけを守っていた長女ですが・・・

大学に入学したばかりの長女は、バトミントン・サークルを通じて友達もでき、予定がいっぱいでした。そのため、先生に言われた日には通院できず、痛みをこらえて寝る日もありました。

年が明けて病院に行ったときには、『こんなになるまで放っておいて・・・。次に来れなかったら、もう自己責任ですからね』とくぎを刺されるほどでした。

私も妻も心配で『お医者さんにだけはキチンと行かないと』と忠告していたのですが、先輩との関係もあり、彼女自身、自分の思うようにできなかったようです。

しばらくたって炎症もおさまったころ、先生から『もう扁桃腺をとってしまった方が良いですね』と言われました。

話を聞いた妻と長女は少なからずショックを受けたようです。

ところがです。

かく言う私自身、若いころに扁桃炎で入院したことがありました。しかも、2回もです。ある程度落ち着いたころ、扁桃腺の摘出手術を受けていました。

妻としては女の子だから・・・という想いがあったようですが、炎症を起こすたびに高熱で苦しむよりかはマシと思っていた私は『しょうがないんじゃない』と返していましした。

2月初に、紹介された藤沢市民病院に妻と長女が行きました。もちろん摘出手術の話をしに・・・です。その日の夜、帰宅後に妻に聞きました。『どうだった?』と。

やはり手術をした方が良いとのことでしたが、予定日を聞いてビックリです。なんと2ヶ月以上先の4月23日でした。長女の遊びの予定があわずに先延ばしになったと勘違いして怒りかけた私に妻が言いました。『病院の予定がいっぱいで、この日を言われたの』と。いつまた炎症を起こすか分からないのに!!と思いながらも、仕方がないと自分自身に言い聞かせました。

4月に入って手術前に病院に来てほしいと言われていて、今日12日と予定日の23日に休暇を取りました。本来であれば妻に任せたかったところでしたが、彼女も3月末から新しいパートを始めたばかりで、なかなか休みが取りづらかったからです。

妻がパートに出かけた後で、長女と二人で病院に行きました。入院に関するお話を聞きに行ったのですが・・・。

長女と先生のお話を後ろの方で聞いていたときに???となりました。先生曰く『手術は予定通り24日で、入院は前日の23日になります』。

あれ?

妻から事前に聞いていた予定日は23日でした。先生のお話が一通りおわり、最後に『何か質問はありますか?』といわれて、すかさず聞きました。『手術は23日ではないのですか?』

先生が???となったときに、長女が振り向きざまに怒った顔で言いました。『23日は入院で、手術は24日!!』。妻から聞いていた日付とは違うじゃない!!

働き始めたばかりの妻も、勤め先に無理をいって22~23日にお休みをいただいていました。でも入院が23日・・・。慌てて妻にLINEしますが、返信はありませんでした。

病院から帰り、水槽をボ~っと眺めていると、しばらくして妻が帰宅しました。慣れない仕事で疲れていたようですが、手術の日程を伝えたとたん???となっていました。妻自身、手術は23日と信じていたようです。

妻は慌てて職場に電話をしています。『娘の手術ですが、23日ではなく24日でした。本当に申し訳ありませんが、お休みをずらして23~24日で頂きたいのですが・・・』。

どきどきしながら成り行きを見守っていたところ、OKが出たようです。心の中で『ありがとうございます!!』です。

妻がいれば長女も安心します。

今日は本当に、まったくもぉう!!な日でした。

おしまい