今週月曜日からテレワークになりました。
国や東京都の訴えを聞いた勤務先の会社が、先週末に『特別な理由がない限り、原則在宅勤務にする』という通達を出しました。
私は製品やサービスを直接造っている立場ではないので、素直に従うことにしました。毎日片道2時間かけて通勤していた身としては、この時間がなくなることが、とても大きいと思ったからです。
ところがです。
朝、私が時間をもてあましていることに気づいた妻が言いました。『お父さん、暇でしょう。だったら、お風呂掃除をお願いね』
そうなんです、朝から忙しそうに働いている妻からすると、勤務開始時間までボ〜っと水槽を眺めている私に、少しでも家事を手伝って欲しかったようです。
これから始まる長い在宅勤務を考えて、素直に風呂を掃除しました。
喜んでいた妻が時計を見ながら付け足します。『ゴミを捨ててきて。8時には業者の人が来てしまうから』
もちろん、これもにも従います。
長女に協力してもらって作ってもらった自宅の勤務スペースで仕事を始めると、しばらくして妻が外出の準備をしています。『どうしたの?』と尋ねると、『近所のスーパーで特売があるから、これから行くの』とのこと。娘2人が布団にくるまっているのに、妻はそそくさと出かけて行きました。
お昼前に、娘たちが起き出してきました。買い物から帰った妻がお昼ご飯の準備をしていると、口々に『おはよう、ご飯はまだ?』と聞いてきます。妻は何気ない顔で『今作っているから、もう少し待ってね』と答えます。
私もお昼休み時間になりリビングに向かうと、妻から『あ、ご飯出来ているからね』と笑顔で迎えてくれます。
『う~ん、なんなんだこの暮らしは?』と思いながら昼食をすませて、午後の勤務に入りました。パソコンでメールのやり取りをしたり、電話会議を終えてリビングに戻ると妻と娘たちがいます。1日中家にいた私は晩酌の用意のために駅前まで買い出しに行きました。
今日で4日目ですが、これが私たちの新しい日課になり始めました。
今はとても大変なときですが、無理をせず、みんなが少しずつ自分のできることをすることで・・・。今の時代を乗り越えられたらなぁと思っています。
あら、やっと私の偉大さに気づいたのね。そうしたら、次は何を頼もうかなぁ
(*゜▽゜*)え???
おしまい