レイアウト変更はコケとの戦いでした

先日の実父水槽レイアウト変更を、あらためて紹介します。

前日

金曜日の夜、車で行きました

レイアウト変更に丸1日使いたくて、前日から実父の家に行くことにしました。夕方、在宅勤務を終えて、石やソイルなどを車に積んで出発しました。

私の家は神奈川県藤沢市。実父の家は東京都清瀬市で、車で2~3時間ほどかかります。金曜日の夕方ということもあり、道はそこそこ混んでいました。

環状8号線と青梅街道で、それぞれ2回ほど渋滞につかまりました。驚いたことに、そのたびに救急車がやってきました。何度もよけては先に通す・・・の繰り返しです。実父の家に着くまでに先に通した救急車は、なんと5台です。いったいどうなっているのだろう・・・でした。

(゚o゚;

対面した水槽はコケだらけ

疲れながらも実父宅にたどり着き、対面した水槽です。

コケだらけだった実父水槽

なんと一面コケだらけです!!

(◞‸◟ㆀ)

実父いわく『どうせあなたが来てレイアウトを変更するのだから、コケはそのままにしておいた』

気持ちはわかりますが・・・、それにしたって限度があるでしょうに!

疲れが倍になりながら、そのまま就寝しました。

当日

土曜日は朝から実父が仕事でした

朝6時前に起床し、仕事へいく実父を送り出しました。実父はシルバー人材センターの紹介で、週3日3時間程度の仕事をしています。当日もそうでした。

9時を過ぎたところで実父水槽の照明をつけて、あらためて中を見まわしました。やっぱりコケだらけ。

事前のイメージ・トレーニングでは、水草には触らずに、きれいな飼育水をバケツに移し、お魚さんたちを移動してから水草を抜く。しかし、この水槽でこのまま飼育水を抜いてしまうと、おそらくお魚さんたちは網を怖がってコケの中に逃げ込みそうでした。

(。•́︿ •̀。)

まずはコケ取りから

仕方がないので、まずはコケを取ることにしました。ピンセットでつかんでは容器に入れていくと・・・。あれ?水草まで抜けてしまいます。

そうなんです。あまりにもコケが生えすぎてしまい、コケを取ろうとすると水草まで抜けてしまうのでした。実父がコケ取りを断念していたのも、おそらくそのためでした。仕方がないので(二度目!)、一緒についてくる水草も一緒に取りました。当然、水は濁りっぱなしです。

あらかたコケと水草を取り除いた後、仕方がないので(三度目!!)、濁りが消えるまで休むことにしました。そして30分以上休んでから、飼育水をバケツに移しました。

飼育水を抜いた実父水槽

お魚を移して水槽を丸洗い

お魚さんたちを網ですくい、バケツに移していきました。レッドプラティが1匹、カージナルテトラが5匹、イエローチェリーシュリンプが2匹、石巻貝が1匹です。

その後も水槽から飼育水を移しました。ソイルぎりぎりまでです。バケツにはエアレーションとヒーターを入れました。酸欠と水温低下を防ぐためです。

コップでソイルを容器に移した後は、お風呂場で水槽を丸洗いしました。もちろん洗剤は使いません。

σ( ̄^ ̄) 

仮組みです

綺麗になった水槽をもとの場所に設置してから、黄金比で線をひいた鉢底ネットをしきました。

鉢底ネットをしいた実父水槽

続いて石の仮組です。

仮組みした実父水槽

”石を動かしてはいろいろな角度から見る”を何度か繰り返していたところ、実父が仕事から帰ってきました。

実父は『あらぁ~、きれいになったなぁ』と言う顔をしながら着替えに自部屋へ入っていきました。通りすがりに実父は、『お~、わが心のふるさと”浄土ヶ浜”みたいだなぁ』と言っています。すかさず私も『あれ?今度の水槽のコンセプトは”浄土ヶ浜”なんだけど』と返すと、ビックリしたようすで慌てて着替えをすませて出てきました。

そのあとは、これまた、さまざまな角度から水槽をのぞき込みます。『う~ん、ちょっと違うかなぁ』なんて言いながらも、少し嬉しそうです。

選手交代

今回のレイアウトでは、実は一か所だけ決めかねているところがありました。それは一番奥に置く石です。今までご紹介してきた石は少し大きく、開放感をだしづらいのではないかと思っていたからでした。

そこで、家にあった小さな龍王石も並べてみて、実父に決めてもらうことにしました。実父は小さな石を即決しました。

決まったところで、私は実父に『大きい方の石は、妻が気に入って選んだものだったよ』と言いました。すると実父は突然『小さい方がよいと思ったんだけど、よく見ると大きい方でも良いかなぁ』と言い出します。どうやら私の嫁に気を使い始めたようです。あまりにかわいそうだったので、大きな石は別で使うことを提案し、やっと落ち着きました。

(´ᴖωᴖ`)

ウールマットと大磯砂を詰めました

俺も手伝うと言い出しいた実父には、化粧砂を洗ってもらうことにしました。お米を研ぐときの要領で濁りがなくなるまで洗ってもらいました。

私は実父が選んだ石に、接着剤でプレミアムモスを貼り付けました。

石が決まった実父水槽

次に、石と石の間にウールマットと、自宅から持ち込んだ大磯砂を詰めていきました。これは、ソイルが化粧砂に入り込むのを防ぐためです。

石の間に詰めたウールマット

ウールマットの上にしいた大磯砂

化粧砂とソイルを入れて

実父に洗ってもらった化粧砂を入れました。コップですくって入れていたのですが、こびり付いてしまって、なかなか下に落ちません。そのため、リアス式海岸の溶岩石にもたくさんかかってしまいました。

まぁ、いいかぁ・・・。

化粧砂がかかってしまった溶岩石

うしろのくぼみにソイルを入れました。そこには自宅から持ち込んだ『ニューラージ・パールグラス』と『ショートヘアーグラス』を植えました。この頃は疲れ始めていて、写真を撮るのを忘れてしまいました。

飼育水とお魚をもどして完成です

飼育水とお魚を戻しました。もともとコケだらけだったので、水の中にコケが浮いています。仕方がないので(四度目!!!)、ウールマットで濾しながらの注水です。疲れる~。

完成した実父水槽

あまった木化石や流木は

それまでのレイアウトで使っていた木化石と流木は、しばらくお休みをしてもらう予定でした。

ところがです。

持ち込んだ水草もかなり余ってしまいました。そこで、木化石とあまった水草をボトルに入れてみました。もちろん、ウィローモスやプレミアムモスも一緒です。いつもだったら水を入れてボトルアクアリウムにするところですが、生体が入っていないので、苔テラリウムにしてみました。

あまった材料で制作した苔テラリウム

それを見ていた実父は、押し入れから花瓶置きを取り出して、何やらゴソゴソと始めました。そして、あ~でもない、こ~でもないとやり終えたところで、私を呼びました。

『芸術』だそうです。

実父が制作した謎のオブジェ

朝9時から始めたレイアウト変更。途中お昼ご飯で1時間ほど休憩しましたが、終わったのは15時ぐらいでした。

翌日

水質検査の結果は

翌日、水質を検査してみました。

項目 変更前 変更後
NO3(硝酸塩) 0 mg/ℓ 0 mg/ℓ
NO2(亜硝酸塩) 0.11 mg/ℓ 0.47 mg/ℓ
GH(総硬度) 3 °dH 1 °dH
KH(炭酸塩硬度) 8 °dH 5 °dH
pH(ペーハー) 6.5 6.8
Cl2(塩素) 0.0 0.0

龍王石は硬度とpHをあげると言われていますが、まだそれほどではありませんでした。

そして帰路に

変更前の水槽に入れていた、コケだらけのアヌビアスとともに帰路につきました。お昼過ぎに出発したにもかかわらず、自宅についたのは夕方でした。それでも『やっと終わったぁ!!』でした。

まとめ

本日は、『コケだらけの水槽のレイアウトを変更したら、”浄土ヶ浜”と”苔テラリウム”、さらには謎のオブジェが出来上がりました』をご紹介しました。

ふ~、疲れた。

おしまい