おっちゃんあんちゃんの覚書

熱帯魚の飼育を中心にブログを書いています。失敗談の方が多いのですが・・・。

まぼろしの約束

長女が進学する大学を決める前の、3月初旬のお話です。

長女が、来年、もう一度大学受験にチャレンジしたいという意志があることを妻から聞きました。

私自身、30年以上前に1年間浪人をしていました。このとき、高校や大学とは異なる貴重な経験をしています。なので、長女が浪人したいと聞いても、はじめは『あ〜、そうなんだ』でした。

でも、やっぱり気になってグーグル先生にお尋ねしたところ、浪人して失敗しやすい人の特徴なるものを教えていただきました。

ikedanaoya.com

この記事を読むと『生活のリズムを崩しやすい』、『友達と遊んでいるうちに自分の立場を忘れてしまう』、『合格した大学があることで、意識せずにオゴリが出てしまう』人が危ないというものでした。

う〜ん、長女によく当てはまる・・・。

そこで、私は長女と妻との間で約束を交わすことにしました。

もうすぐ卒業式がくるという晩に、長女から『お父さん』と呼ばれ、呼吸を整え終えた彼女の口から、来年も大学受験を希望していることを告げられました。

その後も、彼女なりに一生懸命考えたことが、次々に告げられます。

でも、やっぱり、これまでの延長という感じです。熱意は本物だったので、ひと通り彼女の発言を聞き終わったところで、次の書面を渡しました。

これに同意できるのであれば、浪人しても良いと言ってです。

約束
  1. 私は、4月には予備校またはそれに準ずる学校に入ります。このとき、特に理由がない限り、場所は藤沢以外とします。
  2. 私は、学校の出席状況や定期試験の結果を必ず1週間以内に母へ提示します。
  3. 私は、特段理由のない限り、最低1日/週で1~2時間程度のバイトをします。
  4. 私は、月1回以上は友人・家族・親せきの何れかと、勉強以外のこと(映画、コンサート、スポーツ、海・山など)をします。
  5. 私は、小・中・高校・塾などの友達が所属する大学サークルの活動および行事には参加しません。(但し、友達本人たちとの遊びと、大学の学園祭などは除く)
  6. 私は、特に理由がない限り、小学生のいとこの行事・発表会などに参加します。(但し、現地への行き帰りの方法は自由とする)
  7. 私は、毎朝自分で起き、毎晩22時には家にいます。(但し、事前に母の承諾がある場合は除く)
  8. 私は、9月までの模試においてA判定を一度でも取れなかった場合には、今年受かった大学よりも難易度の低い大学も受験します。
  9. 父は、上述の事項に係る費用を家計から出すように母に依頼します。
  10. 父は、来年大学に入学した後は、社会的な迷惑や家族の命にかかわること以外、娘の行動に一切口出しをしないことを保証します。
私は、この約束を守ります
私:        2018/3/ 
父は、この約束を守ります。
父:        2018/3/ 
母は、この約束に同意します。また、状況の変化によっては約束を結びなおすように働きかけます。
母:        2018/3/ 

読みはじめた長女から、いくつかの発言と質問がありました。

『あれ、予備校は藤沢市内でなくて良いんだ。』

『バイトは、やっぱりしなければならないんだぁ。』。別に家計を助けてほしいと思っていた訳ではありません。あくまでも、日常生活にメリハリをつけさせるためです。

『友達が所属するサークル?』大学に通っていない彼女にとっては、??となることを忘れていました。

『いとこの行事に必ず参加なんて無理!!。だって行きたくないときだってある』すかさず切り返します。『予定があるときはしょうがない。でも、気分的な理由ではダメ。事前に母に相談して、OKがでれば問題はない』です。

『都合によっては、夜22時までに帰れないことだってある!』。これも『事前に母の承諾があれば、良いとしているけど・・・』

『秋までにA判定を取れって言うの!!』。『そうは言っていない。取れなかったら、今年受かった学校よりも難しくないところの受験を申込んでと言っているだけ。また、その大学に受かったら、必ずそこに入学しなさいとも言っていない!!』

しばらくして、長女は突然ボールペンを握ったかと思うと署名して、私に突き返してきました。

そして『大学に入学したら、絶対にお父さんには口出しをさせない!!』と言って自室に入って行きました。

半分寝かかっていた妻を起こし、2人で署名しました。

まさに誓約書ごっこですが、私の想いを伝えたかったのです。

こちらの記事で大学入学を決めたことをお伝えしました。

先日、長女が入学手続書類を書いていたときに、私は3人で署名した文書と手動シュレッダーを彼女に渡しました。

『入学するのだから、この約束は、もう要らないよね。』と言ってです。彼女は、ニコニコしながらハンドルを回していました。

我ながら、なんてバカな親なんだろうと思いましたが、やっぱり、心配なものは心配なんです。

おしまい

追記

 『この約束を破棄するということは、第10条もなかったことになるけど』と長女に言うと、すかさず『大学に入ったんだから、このとおりにするのでしょう!!』と切り返されてしまいました。

少しずつではありますが、彼女はまた成長したようです。